癒しと瞑想の音の旅へ

音がつくる濃密な時間、感性を磨く「ディープリスニング」のためのスペシャル音源!

quiet pictures めくるめくイメージを想起させるインストゥルメンタル集「quiet pictures(クワイエット・ピクチャーズ)」。
音がつくる濃密な時間、感性を磨く「ディープリスニング」のために作られました。
四季、自然に包まれるような即興演奏に、自然の音を忍び込ませ、どこまでも広がるイメージの世界にあなたをいざないます。
自分をリセットする、ディープリスニングの静謐なひとときをいながらにして。

収録作品

  •  autumn(試聴できます)
  •  winter
  •  spring
  •  summer
  •  forest
ライナーノートより   by 水城雄

ディープリスニング(Deep Listening)というワークショップを断続的につづけてきました(いまも「音楽瞑想」という名でつづけています)。
静かな場所で明かりを落とし、聴覚だけに感覚を集中し、音にみちびかれて生まれてくる内的イメージを広げていく、という一種の瞑想体験プログラムです。感受性の鋭い覚醒と深い癒し効果があります。このときに私はピアノ演奏を使います。
真っ暗ななかで即興的にピアノを演奏することに、私はかなり慣れ、熟練してきたように思います。
参加者の多くから、
「自宅でもディープリスニングをやってみたい」
という要望が寄せられ、このアルバムが作られることになりました。
ほんとはピアノの音でなくてもいいのです。なんでもいいのです。げんにスタジオでのワークショップでは、私以外の演奏者(たとえばバイオリニスト)に演奏してもらったことがあります。欧米で有名なディープリスニストのポーリン・オリヴェロスはアコーディオンを使います。ギターや打楽器といった手近なものでもいいと思いますし、また、楽器でなくてもいいでしょう。風の音や街の音といった、普段自分が聴いている音に耳をすましてみることも、ディープリスニングの誘導になるはずです。

ここには5曲が収録されています。いずれも、ひとりでスタジオにこもり、いつものワークショップのように照明を暗くしたなか録音した、ピアノの即興演奏をもとに作りました。ピアノの音以外に、自然の音、人の声、電子的な音など、いろいろな音をトラックに忍びこませてあります。それらもまた音楽のように聞こえればいいと望んでいます。
ディープリスニングのあと、その体験者は自分の声も含めていろいろな物音が違って聞こえるようになるといいます。私もそう感じます。そして最近、私は、耳をすませることで世の中のいろいろな音が全部音楽のように聴こえてくることがあることに気づきました。風や木々のざわめき、鳥や犬の鳴き声、街の騒音、電車の音、人々の声、会話、全部が壮大な楽曲の一部として聴くこともできます。
ひょっとして私が生きているこの世界、この時間は、ひとつの音楽の一部なのかもしれません。そう考えると、とても楽しく、豊かな気持ちになりませんか?

水城ゆう「quiet pictures」 水城ゆう 即興的演奏曲集「quiet pictures」

1. autumn 2. winter 3. spring 4. summer 5. forest の5曲を収録(約49分)。
■税込価格:1,500円

水城ゆうプロフィール

 マルチクリエイター、水城ゆう。その才能は音楽、小説、演出……と留まるところを知りません。そしてまた、朗読指導、文章指導でも偉才を発揮。その門下からはオリジナリティの際立つ才能が次々と生まれています。
音楽家としての出発点は20代前半、ジャズトリオを率いて京都・祇園でプロ活動を行っていました。20代後半に徳間書店から小説家デビューしてからしばらくは、名古屋の俳優・ナレーター、榊原忠美との即興パフォーマンス等以外では特に表だった音楽活動はしていませんでしたが、40代以降再びピアノに真剣に向き合い、即興演奏に磨きをかけます。以来、暗闇でのライブ「イントゥ・ザ・マインド」シリーズやカルメン・マキ鈴木重子をはじめとするアーティストたちとの共演やシークレットライブ、そしてNPO法人現代朗読協会を中心とした、朗読パフォーマンスでのセッションなどでの演奏活動のほか、新感覚唱歌ユニットOeufs(うふ)やモンゴルの歌唱法で独特の世界を作る永倉秀恵(ながくら・しゅうえ)のプロデュース、映画やゲームへの音楽提供などを行っています。