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煙草と悪魔   たばことあくま

作 : 芥川龍之介
朗読 : 大津千絵
作品について

 フランシスコ・ザビエルが日本に悪魔をつれてきた? ユーモラスな悪魔が繰り広げる謎の植物をめぐる騒動の顛末。とんち話のようなおもしろさに、文化は善のみならず悪をも伝えるという毒を少し効かせた、テンポのいい好小品。約28分。

朗読者について

 本好きで知られる大津千絵、大量の本に囲まれると相好を崩す変わり者(?)が選んだ芥川作品は、なんともユニークな、法螺話とも頓智話ともいえそうな話。嬉しそうに読む彼女の姿を想像しながらお聴きください。

著者について

芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)
 1892(明治25)年、東京・京橋区に生まれる。大正期の小説家・俳人。東京帝国大学(現東京大学)英文科卒業。在学中に菊池寛らと出した同人雑誌「新思潮」で、発表した『鼻』を漱石が激賞し、文壇で活躍するようになる。1927(昭和2)年、精神的な煩悶から自殺。主な作品に、「羅生門」「鼻」「トロッコ」など多数。
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朗読において、今日の表現基準に照らして不適切と思われる語句や表現がありますが、発表時の時代的背景と文学性を考え合わせ、底本どおりに読んでおります。ご了承ください。