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さるのこしかけ

作   : 宮澤賢治
朗読 : 今泉孝太郎
作品について

 楢夫は裏の栗の木に、白いきのこ「さるのこしかけ」を見つけた。そこに三匹の猿が現れて、楢夫を栗の木の中へと誘う。ついていってはみたものの、演習を披露する猿を眺めていると、次第になんだかおかしなことに……ナンセンスでユーモアあふれる掌編。 約16分。

著者について

宮澤 賢治(みやざわ けんじ)
 1896(明治29)年、岩手県花巻町出身。大正7年、盛岡高等農林学校卒業。農学校で教鞭をとるかたわら、「やまなし」「シグナルとシグナレス」など、旺盛な創作活動を続ける。熱心な日蓮宗信者として布教活動も。三十歳、農民の貧困を黙視できず自ら農業へ転じ、羅須地人協会を設立、農民生活を幸福にするための実践活動を始めた。が、順調に運ばず、肺を患って病臥。1933(昭和8)年、肺病の悪化により死去。享年三十七。生前刊行されたのは詩集「春と修羅」と童話集「注文の多い料理店」のみだが、草野心平、辻潤らに高く評価されていた。

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朗読において、今日の表現基準に照らして不適切と思われる語句や表現がありますが、発表時の時代的背景と文学性を考え合わせ、底本どおりに読んでおります。ご了承ください。